米国のコンピュータ犯罪のエキスパートである、
ジョージタウン大学のオーリン・カー教授のケースブックが
出た。
Computer Crime Law
Amazon
目次はこちらにある。
PDF
ミスユース(濫用、不正アクセスなど)、コンピュータ利用犯罪、
量刑問題、そして修正4条の手続法問題(主として捜索差押え)、
プライバシー、管轄、国家安全保障と幅広い。
これだけの分野でケースブックが出来てしまうのが米国の長い
歴史を感じさせる。 それぞれの節にnotes and question
が付されているのも、サイバー法の見地から非常に参考になろう。
カー教授は、司法省のコンピュータ犯罪捜査のガイドラインを
起草した人として有名。
ブログがあるが、最近では更新を諦め
もっぱらユージン・ヴォロコフ教授の
volokh conspiracyの
ゲスト・ブロガーとしての道を選んだ模様。