西和彦氏「アスキーの誤算から学ぶべきこと」
http://it.nikkei.co.jp/it/column/zensen.cfm?i=20050428c7000c7&p=1
法科大学院時代になって、ようやく電子化が加速され
てきた我が国の法律出版界であるが、既に10年前から
電子化を急ぐよう指摘した者としては、このスピードの
遅れは歯がゆくてならない。1996年に米丸氏と共著
で『法律学のためのインターネット』を出版した頃から
の持論であった。特に1998年に編集した
『インターネット
で外国法』ではかなりそうした点を強調したつもりだ。
我が国の法律出版界の経営陣は下記の西氏の言を
いかに受け止めるか。
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私に言わせれば、出版業界は既に斜陽産業。・・・・
(中略)なぜ、アスキーの再建を請け負った経営者が
そのような業種に絞るような選択をしてしまったのか私
には理解できない。
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わたしは紙での出版を止めるよう言っているのではない。
すぐにそう誤解する向きがある。
あの二大巨大法律データベース会社、WestとLEXIS
ですら出版部門をきちんと持っている。
デジタルと紙とのコラボレーションを具体的にイメージ
できるかどうかが、今後の成否を分けるのではないか。