前所長襲撃で無罪
大阪地裁判決
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006032000126&genre=D1&area=O10
大阪地裁所長への強盗致傷、2被告に無罪判決 大阪地裁
http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY200603200224.html
自白の任意性、信用性が争点であったが、少年側の言い分を
認めたようである。判決文を未読のため詳細は不明だが。
PS
判決要旨を読む。
少年等の取調べにあたって「圧迫的取調べや誘導、暗示」が
あったと認定している。
更に、防犯ビデオに映った映像の分析による、客観的なデータ
(身長)とある被告人の身長と一致していないことが明らかで
自白との矛盾があることから信用性が認められないとしている。
よくある「信用性分析」タイプの判断だが、そもそも上記のような
取調べの事情を認定するのであれば、「任意性」を欠くとして
証拠能力そのものを認めるべきでなく、取調べのビデオ録画な
どによって担保されない限り、そうした任意性については認めない
といった、厳しい態度で臨まない限り、今後もこの種の「自白」は更に
続くことだろう。