が今日の刑事司法のひとつの大きなテーマになっている。
最近でも、米国の刑事裁判で、「被害者(遺族)に対する
犯罪のインパクトに関する証言」が注目を集めた。
ひとつはロード・アイランド火災によって100人が亡くなった
ケースで、もうひとつは、9/11の事件である。
Giving the victims a voice in court
http://edition.cnn.com/2006/LAW/05/15/victim.impact.ap/index.html
被害者(遺族)は、被告人に対する意見や刑量に関する意見
を述べることは禁じられている。あくまで、どのような衝撃を
犯罪が与えたかを述べることが許される。
なお、信じがたいことかもしれないが、9/11事件では、死刑
に反対する遺族が弁護側証人にもなっている。 事件全容へ
の道筋を閉じてしまうということ、犯罪への関与の程度、など
その理由は様々あろう。
量刑陪審は、結局、死刑を選択しなかったことは既に報道の
とおり。
米同時テロに関与、ムサウイ被告に終身刑 米連邦地裁
http://www.asahi.com/international/update/0504/002.html